先日草間彌生「永遠の永遠の永遠」を観に行ってきました。
ひとが苦しみや不安や焦りを抱くのは、過去の経験とまだ体験してもいない未来への憶測からくるわけですけど、肉体の死というものを実感としてほんとうに捉えていたら、不安や焦りなどにつかう時間がないですよね。そのことをより感じました。
肉体の死を実感として捉えることは、逆説的に「いまここ」ですよね。いまここももはやアイコンと化してきた気がしますが(笑)これはこの瞬間、みたいなことじゃない。瞬間、とした時点でもういまここじゃない。さらにいうと、いまここさえ概念なわけで、つまりなんだっていいわけで、だからこそ直で在ること、思考を無視すること、そもそも苦しい、という感情はそれを起こさせる思考がなければ発生しないんだから。
なんてことを書くのもちょっと……なフェーズに入ってきてまして、ほんとにもっともっと直で暮らしたいですね。。
草間展はいつも自分の節目にあるんですが、今回はなんというか、川が海となる地点、というか海へと注ぎ込まれる流れみたいな気がしてます。いや、そのたとえもジャストじゃないんだけど、まあいいでしょう(笑)。
関東の方、まだ間に合いますので、行かれたらいいと思います。
無理に何か感じようとせず。
そして音声ガイドは必聴で☆